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SSHD」と「SSD」は非常に似ていますが、大きな違いが幾つかあります。尚、SSHDは(ソリッド・ステート・ハイブリッド・ドライブ)の略称です。一方、SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)の略称です。

「SSHD」は「ハイブリッド」という単語がつくことから分かるように、機能としてはHDD(ハード・ディスク・ドライブ)とSSDの両方の特性を併せもっています。

この非常に有効な特性により、PlayStation4などでは、定番の換装用ストレージにSSHDは(ソリッド・ステート・ハイブリッド・ドライブ)が選ばれています。

特にSeagate製の「FireCuda」シリーズなどでは、頻繁にアクセスするデータをSSDと同じ、NANDフラッシュメモリーに移動させることで、高速な読込速度を実現しています。そのため、同じ5400rpmの回転数であるHDDと比較すると体感上、1.5倍ほど早くなったのではと感じるほど高速です。

さらにHDDのメリットをそのまま受け継いでいるため、「SSD」と比較して、低コストで大容量化できる。

SSHDのデメリット

SSDとSSHDとHDD比較

  1. 耐障害性が高くない
  2. SSDと比較して軽量化に不向き

SSHDのデメリットは、ほとんどがHDDのデメリットを引き継いでいます。唯一、HDDと異なるのは、NANDフラッシュメモリーを搭載するSSHDの方が、起動学習機能などメモリーが大容量化されており、起動速度が速くなることです。

しかし、「SSD」のデータ復旧技術が未だ確率できていない状況では、HDDの特性はデータ復旧の際にはメリットになります。故障後の対応にまだ検討と実施の余地があるからです。

「SSD」の故障は電気的な障害が多く、またその構造上、データ消失事故や欠損事故が非常に多い傾向があります。「SSHD」が今後、「HDD」の正統な後継者として、クラウドを含む各種サーバーに使用されていくと思われます。

SSHDのメリット

  1. 現行ハードディスクと同様の大容量化が可能
  2. 古いパソコンでも高速化が可能
  3. 費用対効果のコストパファーマンスに優れる

SSHDの価格

2.5インチの容量2TBモデルであれば、例えばSeagate製の「FireCuda」シリーズの「ST2000LX001」で1万2000円程度。

「SSD」の場合、安くなったとはいえ、「SSHD」よりも3倍から4倍ほどの費用がかかり、大量のデータ保存に慣れているユーザーには不向きです。

その点、「SSHD」は、「HDD」と比較しても、さほど料金的な変化を気にすることなく購入可能です。

 

記録メディア 1TB当たりの価格(2.5inch)
HDD(ハード・ディスク・ドライブ) 5,000円~6,000円
SSHD(ソリッド・ステート・ハイブリッド・ドライブ) 7,000円~8,000円
SSD(ソリッド・ステート・ドライブ) 15,000円~20,000円

SSHDの速度

速度計測
8GB NANDフラッシュメモリーを搭載するハイブリットHDDの「SSHD」が、その真価を発揮するのは、何回かプログラムを起動し学習させる必要があります。

尚、学習した「SSHD」のプログラム起動はおおよそ1.5倍ほど速度が上昇。通常、10秒ほど立ち上げにかかるプログラムなら7秒。20秒ほどかかる重たいプログラムでも15秒ほどで起動完了となります。

例えば、同じ1TBで回転数も5400rpmで同じであったとしても、「SSHD」と「HDD」では、1.5倍ほどプログラムの起動が早くなる。

発売から5年以上経過した古いHDD搭載ノートパソコンを、軽量化し、パフォーマンス重視でパワーアップするなら、SSD一択ですが、コストをあまりかけずに旧型パソコンを活用するなら、データ保存容量の大幅アップと速度アップが同時に行なえるハイブリットハードディスクの「SSHD」は、非常におススメの組み合わせです。

SSHDの寿命

「SSHD」の販売は「HDD」などと違い、実際の事例がまだまだ少ないので不明な点もありますが、おおよそ「HDD」と変わらないと思われます。「HDD」の対応年数がおおよそ4年程度と言われていますか「SSHD」も同様に4年程度の寿命になることが予想されます。

一方「SSD」は2、3年と言われていますから、寿命だけを考えれば、「SSHD」の方が、「SSD」よりも優位です。「SSHD」のコスパファーマンスが優れていると言われるゆえんも、この寿命の長さと大容量化しやすい構造にあります。

 

記録メディア 寿命
HDD(ハード・ディスク・ドライブ) 4年程度
SSHD(ソリッド・ステート・ハイブリッド・ドライブ) 4年程度
SSD(ソリッド・ステート・ドライブ) 2,3年程度

昨今、ノートパソコンを始め、「SSD」モデルがほとんどです。軽量化がおこなわれ、持ち運びが便利になり、WindowsOSなどの起動も早くなったりと、メリットばかりが強調されますが、「SSD」はデータ保持力という意味では、非常に脆弱です。

そのためPlayStation4(プレイステーション)などでも、起動速度の向上と大容量化といったコストとパファーマンスの両方を求めるユーザーから、「SSHD」が支持されています。

「SSHD」と「SSD」の違いまとめ

記事のまとめ

 

項目名1 SSHD SSD
大容量化 ×
高速読み込み
価格 ×
軽量化
コストパファーマンス
耐障害性 ×
寿命 ×

「SSD」は、フラッシュメモリー特有の構造上の弱点があり、バッテリー駆動との相性が良くありません。
また、万が一、故障した際、「SSD」の場合、データ復旧料金が「SSHD」や「HDD」と比較して1.5倍ほどかかるケースが一般的です。

さらに、データ復旧成功率は「SSHD」や「HDD」と比較して半分以下となることから、トラブル発生時には、大変困る記録メディアといえます。故障さえなければ、「SSD」は軽量化、衝撃などの耐障害性など、利便性が高いのですが、故障した際の対応が大変難しい記録メディアなのです。

その点、「SSHD」は、起動速度と大容量化、コストパファーマンスなどの点で、「SSD」と「HDD」の両方の優れた箇所を併せ持っています。
但し、衝撃や落下といった点では、「HDD」と同じく弱いため、普段あまり持ち運びをしないノートパソコンなどに向いています。

尚、既に購入したノートパソコンが「SSD」の場合、早めに「SSHD」に換装するか、または大容量のクラウドサービスまたはUSB接続のハードディスクに常にバックアップしておくことをオススメします。「SSD」の中にだけ、原本データがある場合、非常に危険な状態といえます。

「SSHD」は、これまでの「HDD」技術の延長にあるため、熟成された機能が揃っています。軽量化、衝撃などの耐障害性といった面では、「SSD」の方が圧倒的ですが、「SSD」は万人向けとはいえない側面があります。

対して「SSHD」は、これまでの「HDD」利用者や「SSD」利用者のどちらの不満を解消した記録メディアになっているので、「SSD」にするか、「HDD」にするか迷っているユーザーには、最適解と呼べます。

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