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パソコンから異音が聞こえた場合、修理しなければ修復できないケースもあれば、ある程度は自分で対処できるケースもあります。パソコンには、ノートPCでも、デスクトップPCでも幾つかのパーツで構成されています。

そのため必ずしも「異音」が故障というわけではありません。但し、ファンなどの不良は深刻な症状とトラブル発生前の兆候の場合があるため注意が必要です。

パソコンから異音がする主な原因

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パソコンは起動時に「ピッ」という起動音がしても普通です。また室内温度が上がったり、パソコンの内部温度が上昇した場合、CPUファンを始め、各種冷却ファンから「ブーン」という風きり音がすることがあります。それが「異音なのか正常音なのか」については、利用者が「普段とは違う何か」を感じ取るかどうかでおおよそ分かります。

パソコンが起動中に「異音」が発生し、それでもWindows操作が可能な場合、ほとんどが何らかのファンが原因です。

 

  1. CPUファン:ホコリや汚れなどが原因
  2. 電源ユニットのファン:ホコリや熱などが原因
  3. グラフィックボードファン:汚れや熱などが原因
  4. DVDドライブ:回転音

どれも、冷却用の「ファン」が付いています。DVDドライブやブルーレイドライブはモーターがあるため回転音が発生しやすいのです。「ファン」は内部の空気を吸い込みながら吐き出しているので内部にホコリがあると「ファン」が汚れやすくなります。

尚、パソコンから異音がした場合、一番問題なのは、ハードディスクドライブ(HDD)です。通常、パソコンが起動中にハードディスクから異音が発生した場合、キーボードやマウス操作を受付しません。フリーズし固まるか、ブルースクリーンが表示され強制終了しなければならなくなります。

ハードディスクドライブ(HDD)から異音が発生した場合

ハードディスクドライブ(HDD)から異音が発生した場合、再起動後でも、Windowsは正常起動しません。「詳細ブートオプション」が表示され、「前回正常起動時」「セーフモード」のどれかを選択しても、Windowsが立ち上がらなくなります。

 

  1. ハードディスク:HDDのヘッドの異音
  2. ハードディスク:警告音(ビープー音)
  3. ハードディスク:スクラッチ音

パソコンの異音の種類

パソコンの異音の種類は様々なものがあります。人によっては、同じ音でも微妙にニュアンスが違うため、音そのものを文字表記することは難しいのですが、おおよそ次の通りです。

 

  1. 「ジー」:放熱音
  2. 「ジー、ジー、ジー」:様々なパーツで発生
  3. 「カリッ、カリッ」:ハードディスクのスクラッチ音
  4. 「キュル、キュル、キュル」:DVDドライブの回転音
  5. 「ピーッ、ピーッ、ピーッ」:S.M.A.R.T.のビープー音
  6. 「カッチン、カッチン、カッチン」:ハードディスクのヘッドの金属音

 

通常、このような異常音はパソコンから発生しないので、異音が聞こえた場合、「故障の前兆」か「故障発生そのもの」を疑う必要があります。

パソコンの異音の対処方法

パソコンの異音は様々な種類がありますが、軽度な場合、「ホコリ」や「」などが主原因のケースがあります。

そのような場合、パソコン内部のマザーボードやグラフィックボードなどを含め、ファンを掃除することで緩和できるケースがあります。

 

  1. 速やかにパソコンの電源を落とす
  2. 電源コードなど接続している部品を一旦抜き放電する
  3. USB接続している各種デバイスを取り外す
  4. ケースを外し、まずファンに溜まっているホコリを掃除
  5. 本体の熱を冷まし放熱
  6. 数時間、そのまま放置後にパソコンの電源を入れる
  7. 症状や音の変化をみる

 

軽度な場合、「ホコリ」や「熱」対策のため、掃除をすることで、異音の発生を抑えることができるケースがあります。ノートパソコンの場合、難しい作業ですが、デスクトップPCの場合、作業も簡単なので一度試す価値があります。

プログラム負荷増大による放熱現象を抑える

タスクマネージャーの起動

パソコンが起動している場合、CPU使用率が高いプログラムやプロセスを停止する。

  1. Ctrl」「Alt」「Delete」にて、「タスクマネージャー」を起動
  2. タスクマネージャーを開く
  3. 「プロセス」から実行中のシステムを確認する
  4. 「アプリケーション」を確認し、動作中の「アプリケーション」を確認
  5. CPU使用率が高い「プロセス」と「アプリケーション」を選択し「タスクの終了」を選択する

「タスクマネージャー」では、Windowsが正常に動作するための重要なシステムもユーザー自身が手動で切ることが可能です。ですが、パソコンの知識や経験が少ない方は「プロセス」で表示されている各種.exeの「タスクの終了」はしない方が無難です。

タスクマネージャーWindowsのタスクマネージャーの起動

尚、「ウイルス」や「ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)」に感染している場合、「タスクマネージャー」で動作負荷の高いexeファイルがある場合があります。

また、逆に「セキュリティソフト」をインストールしている場合、パソコンにかなりの負荷がかかり重たく感じるケースがあります。ここら辺は「セキュリティソフト」の仕様やパソコンのスペックなどによっても感じ方が違います。

「ウィルスバスター」を始め、「セキュリティソフト」が常駐するパソコン使用中に感じる「反応の悪さ」の主な原因は「パターンファイル」と言われています。そのためパソコンに対し負荷をかけ過ぎないようにするためにも、「パターンファイル」をクラウド化した「セキュリティソフト」の方が利便性と安定性が高いと思われます。

「タスクマネージャー」で「プロセス」の中から重さの原因やウィルスを特定することは難しいため、無暗に「タスクの終了」を実行するよりも、「セキュリティソフト」で「ウイルスチェック」を一度実行しておく方が、安全です。

CPU使用率が高い「プロセス」と「アプリケーション」の原因がウィルス感染にある場合、「ウイルスチェック」でCPU使用率を低下させることが出来るケースがあります。CPU使用率を低下させることで、ファンへの負担を減らし、異音発生を抑えることが出来ます。

「パソコンから異音がする原因と対処法」のまとめ

パソコンの異音は様々な原因や症状がありますが、各種ファンに溜まった「ホコリ」が原因のケースもあれば、CPU負荷増大による「放熱作業」のファン回転数上昇によって発することがあります。このような状況下で異音が発生する主な原因は「ホコリ」と「熱」です。そのため、パソコン内部を掃除機などで掃除することで、「ホコリ」と「熱」対策を実施することが出来ます。

また、ファン回転数上昇などの急激な動作を実行させないためには、「ウイルスチェック」などにより「オペレーションシステム動作の問題点を探す」ことも有効な方法です。

但し、このようなユーザー自身がある程度、行える作業に対し、まったくお手上げなのが、ハードディスク(HDD)の異音です。多くのケースでデータの読み書きを実行しているヘッドが制御不良によりストッパーに当り発生するのが、「カッチン、カッチン、カッチン」「カッチャン、カッチャン、カッチャン」などの連続した金属音です。

またハードディスク(HDD)では、ヘッド以外にも異音が発生するケースがあります。それが、「S.M.A.R.T.警告音」です。「ビープー音」とも呼ばれます。

CrystalDiskInfoCrystalDiskInfoを使用しても「S.M.A.R.T.」チェック事例

「S.M.A.R.T.」とは、ハードディスクやSSDに内蔵されている自己診断機能です。英語の「Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology」の略称です。

パソコン起動時に「S.M.A.R.T.」でエラーが検出されると、かなり大きな音でビービーなどの警告音が発生します。これが「ビープー音」です。この警告音は一時的に発生するケースもありますが、多くの場合、故障の前兆だったり、故障発生そのものです。

スクラッチ損傷トラブル

その他に、一番厄介なのが、「プラッタ記録面のスクラッチ音」です。ヘッドの動きによって、ニュアンスが異なりますが、「ガッチャン、ガッチャン、ガッチャン」などかなり大きめなヘッド異常音はスクラッチと呼ばれる、擦り傷を発生しやすいので特に注意が必要です。またスクラッチ損傷が発生した場合、専門のデータ復旧業者でも、データの救出は不可能になります・・・。

「ヘッドの異常音」や「プラッタ記録面のスクラッチ音」、「S.M.A.R.T.警告音のビープー音」は、データ損傷も伴いやすい非常に危険な異常音です。この3つの異常音が発生した場合、無暗に再起動を含む通電作業は、データ破壊に繋がりやすいので極力避けることが必要です。

ファンの風きり音に対し、ハードディスク(HDD)の異常音はユーザー自身は、ほとんど何もできないので、保存データが大切な場合には、出来る限り何もせずに速やかにデータ復旧サービス会社に相談したほうが良いでしょう。

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