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WINDOWSで「詳細ブートオプション」が表示される原因と対処法

パソコンの電源を入れると、昨日までは全く問題なかったパソコンのモニターに、WINDOWSの「詳細ブートオプション」起動選択画面が表示されるようになってしまった。
詳細ブートオプション
ご迷惑をおかけしております。Windowsが正しく開始できませんでした。最近のハードウェアまたはソフトウェアの更新が原因の可能性があります。
WINDOWSの「詳細ブートオプション」で
「セーフモード」
「セーフモードとネットワーク」
「セーフモードとコマンドプロント」
「前回正常起動時の構成(正しく動作した最新の設定)」
「Windowsを通常起動する」
と表示される。
通常、ここではまず「前回正常起動時の構成(正しく動作した最新の設定)」を試します。途中で電源が落ちて再起動後、また同じ画面に戻ってしまったら、次は「セーフモード」で起動できるかどうかを試します。
「セーフモード」でも起動できない場合
「セーフモード」でも起動できない場合、Windowsのシステム障害またはハードディスクの論理障害または物理障害が考えられます。チェク方法はパソコンの所有台数によって変わります。
パソコンが2台ある場合
内蔵ハードディスクをパソコン本体から外して、もう一台のパソコンにIDEケーブルのスレーブまたはSATAにつなげてを認識すれば、OSなどの軽度の問題であれば、データ復旧ができる可能性があります。IDEでスレーブ設定等が分からない場合には市販のUSB接続のハードディスクケースを購入して認識できるかどうか試してみてください。
今日現在のドライブはSATA接続のハードディスクまたはSSDなので、USB外付けケースさえあれば、接続可能です。またハードディスクが物理的に問題なければコピーできる可能性があります。
パソコンが一台しかない場合
内蔵ハードディスクをパソコンから外して、新しいハードディスクを購入してください。新しいハードディスクをパソコンに接続してリカバリー作業を行ってください。リカバリー作業完了後、本体から外したハードディスクをUSBまたはIDE・SATAに接続し、認識できるかどうか確認してください。ハードディスクが物理的に問題なければ復旧できる可能性があります。
起動の途中からハードディスク(HDD)を認識しない場合、ファームウェアエラーやモーター駆動エラーによりハードディスクが途中で落ちてしまっている可能性があります。このような場合、BIOSでは最初は認識していても、途中から接続エラーになっています。個人でのデータ復旧は無理なので、専門のデータ復旧業者に相談してみたほうが良いでしょう。
またハードディスクは決して自分で開けてはいけません。ホコリが入ったり、記憶面であるプラッタを傷つけたりすればデータ復旧できなくなります。電源も入れることを止め、データ復旧業者にまずは相談してみましょう。
データ復旧に掛かる費用・予算とそのデータとの重要性をよく考えてから、「自分で作業を行うのか」、「データ復旧の専門業者に依頼するのか」、判断することが重要です。最悪なくなっても問題ないという場合にのみ自分で作業してください。
数万円~もかかるデータ復旧サービスは予算的に依頼できない場合にのみ自分で作業してください。とても重要で、予算があえばデータ復旧を依頼したいのなら、自分では決して作業せずにデータ復旧業者に依頼しましょう。