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USB外付けHDD(ハード・ディスク・ドライブ)を机の上から落下させてしまうトラブルは予想外に発生します。机の上のちょっとした掃除でケーブルが引っかかってしまい、落としてしまいがちです。

自分は細心の注意を払って気を付けていても、まだ小さな子供のいる家庭や猫や犬などのペットを飼っている場合、何かの拍子に落としてしまう危険性が高いのです。落下させたことに気が付いた後に、慌てて繋ぎ直して確認しても、パソコンで認識してくれないケースがほとんどです。

落下後の症状

USB外付けHDD
外付けハードディスクドライブにはBUFFALO(バッファロー)製やIO-DATA(アイオーデータ)製、Logitec(ロジテック)製など、幾つかのメーカーから発売されていますが、落下後の症状はほとんど同じです。

というのも、どのメーカーも内臓ディスクメーカーが同じだからです。今日現在、SEAGATAE(シーゲート)や
WESTERN DIGITAL(ウェスタンデジタル)、サムスン(SAMSUNG)、HITACHI(HGST)などの幾つかの業者でしか製造されていいません。そのため、ケースを開けてみると中身はどこも一緒といったことも珍しいことではありません。

尚、USB外付けHDD(ハードディスク)を落下させてしまった場合、次のような症状になるケースがほとんどです。

  • ハードディスクのモーターが回転している様子がない
  • カッチン、カッチンなどの連続した異常音が発生している
  • BIOS(バイオス)でHDD(ハード・ディスク・ドライブ)を認識していない
  • コンピュータ管理やマイコンピュータにドライブが表示されない

尚、気を付けなければいけないのは、落下直後では認識していたのに、数日後に完全に認識しなくなる時間差の故障が発生するケースがあります。そのため、落下後に確認するとともに、速やかにデータのバックアップを開始しなければいけません。

また、その際、重要なデータだけを最初にバックアップすることです。というのも、ハードディスク全体のコピーやバックアップ作業をした場合、バッドセクターや読み取りエラー箇所にアクセスしたために、その瞬間にヘッドの異常が発生し、あわせて異音が発生するケースが良くあるからです。

そのため、データ全体をコピーするのではなく、特に大切なデータファイルから順に細分化しながらバックアップ作業をおこなうことが無難です。

落下後の確認

「異音がしている」場合や「モーターが回転している様子がない」、など音や感覚で分かる場合には分かりやすい故障ですが、異音は聞こえないのに、ドライブがマウントしない・・・
モーターも回転し、依然と変わらないのに、ドライブがマウントしない・・・
といったケースもあります。

このような場合、まず初めに確認することは「マイコンピュータ」に該当ドライブが表示されているかどうかです。次に確認する項目は「コンピュータの管理」で表示されているかどうかです。
コンピュータの管理

  1. マイコンピュータ
  2. コンピュータの管理

「コンピュータの管理」で表示されているのに、「マイコンピュータ」で表示されないケースはあります。しかし、逆に「コンピュータの管理」で表示されておらず、「マイコンピュータ」で表示されるケースはありません。

「コンピュータの管理」では、1ドライブ当たりのパーテーション数やパーテーションの種類、そしてファイルシステム(フォーマット)、容量などの基本情報が表示されます。パーテーションの消失や、ファイルシステムの消失、ドライブの未割当がおこっている場合、「コンピュータの管理」上ではドライブがあるように見えても、「マイコンピュータ」では表示されません。

「コンピュータの管理」で表示されても「マイコンピュータ」で表示されない原因

マイコンピュータの表示ドライブ
机の上や高い場所からノートパソコンや外付けハードディスクを落としてしまった場合、ほとんどのケースで物理障害が発生します。

その症状がカーン、カーンなどの異音だったり、逆に普段はモーターの回転音がするのに、無音になったりする症状なのですが、「コンピュータの管理」で表示されても「マイコンピュータ」で表示されない原因のほとんどはケーブルの急な抜き差しによって発生した電圧のトラブルが原因です。

落下した衝撃と併せて、起こりやすいのが、この電気的なトラブルなのです。

電気的なトラブルが発生後に、パーテーションやファイルシステム(フォーマット)などの論理故障が発生し、その上で、落下の衝撃でヘッドアクチュエーターが故障したり、モーターの軸受けが歪むケースがほとんどです。

つまり、電気的な重度の論理障害が発生した上で、衝撃によりヘッドやモーターが故障したという重複的なトラブルが発生するケースがあります。落下は、極めて複合的な障害が発生しやすいため、特に注意が必要なのです。

耐障害性の向上

SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)
ノートパソコンだけに限らず、USB外付けHDD(ハード・ディスク・ドライブ)でも、デスクトップPCでも、耐障害性を向上させるために、SATAのSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)に交換しておくことも1つの方法です。

特に持ち運ぶ機会の多いメディアはSSDに交換することで利便性が向上します。SSDはハードディスクでは致命傷になりやすい落下といったトラブルに対し、耐障害性が格段に上です。

但し、SSDはHDDに比較して、ありとあらゆる項目で優れている訳ではありません。SSDには書き込み制限回数があったり、電気的なトラブルに弱い側面があります。

今後、徐々に解消されていくと思いますが、SSDとHDDはそれぞれの用途で使い分けることがデータ保護に繋がります。

SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)のデメリット

  1. HDDよりも寿命が短い傾向がある
  2. 書き込み制限回数がある
  3. 電気的なトラブルに弱い
  4. 容量がHDDと比較して少ない
  5. 同容量のHDDと比較して価格が3倍以上と高額

SSDはOSを保存するドライブに使用することで、起動が高速化するなどのメリットがある一方で、トラブルが発生した場合に、非常に深刻なトラブルに発展しやすい傾向があります。

そのため、SSDはOSやプログラムだけにし、データ保存は別ドライブやクラウドサービスを利用していないと非常に危険です。落下や衝撃に強い反面、SSDは電源のオン・オフや強制終了、ケーブルの脱落、液体をかけてしまった場合など、電気系のトラブルから故障に発展しやすいデメリットがあることを認識しておく必要があります。

おおよそSSDに寿命は2年~3年程度が目安です。HDDが4年程度なのに対し、非常に短い傾向があります。
このような寿命の短さは、USBメモリーやSDカード、eMMCなどのフラッシュメモリー系はSSDと同様の寿命の長さになります。

SSDは電源喪失時のコンデンサの実装などで、もう少し寿命は長くなると思われますが、小まめなデータのバックアップは必要です。

SSDとデータ復旧費用

クレジットカードの支払

  1. データ復旧の成功率が極めて低い
  2. データ復旧サービスに依頼するとHDDよりも割高

SSDのデータ復旧費用は、一般的なHDDと比較して割高です。全国平均では、おおよそHDDの1.5倍ほどになります。このような割増料金はRAIDやNASなどのサーバー系やリナックスOSを使用している場合に良くある料金体系ですが、SSDも同様です。

例えば、1TBのハードディスクが物理障害の場合、費用は25万円~30万円ほどになりますが、同容量のSSDの場合、40万円ほどの料金になります。

しかもSSDは、多くのケースでデータ破損率が高い傾向があります。記録領域全体を偏らせずにデータを書き込むSSDですが、その特性が災いし、データの破損率が高いのです。

また電気的なトラブルが発生した場合、データの全消失も起こるのが、SSDです。このような電気的なトラブルは、SSDの場合、データの痕跡も見つからず、データ復旧不可となります。

SSDは、「データ復旧の成功率が極めて低い」上に、「データ復旧サービスに依頼するとHDDよりも1.5倍以上も割高」となることを覚えておきましょう。

机の上から落下させた場合のまとめ

ノートパソコンや外付けハードディスクを落としてしまった場合、物理障害が発生しやすい傾向があります。これは、内蔵ドライブのハードディスクが元々ヘッドやモーターといった機械的パーツによって構成されているためです。

デスクトップPCやサーバーでは、ハードディスクのメッリットが高いのですが、2.5インチのUSB外付けHDDやノートパソコンなどの持ち運んで利用するメディアはSSD化しておくと利便性が向上します。

尚、机の上からノートパソコンや外付けHDDを落下させた場合のまとめは次のようになります。

  1. 衝撃により内蔵HDDのヘッドやモーターが故障
  2. 内蔵HDDのヘッド故障により異音が発生
  3. 内蔵HDDのモータ軸の故障で回転不良
  4. 「マイコンピュータ」でドライブが表示されない
  5. 「コンピュータの管理」でドライブが表示されない
  6. BIOS(バイオス)でHDDを認識していない
  7. SSDはHDDよりも衝撃や落下に対し耐障害性が高い
  8. SSDはHDDよりも寿命が短い傾向がある
  9. SSDは書き込み制限回数がある
  10. SSDは電気的なトラブルに弱い
  11. SSDは容量がHDDと比較して少ない
  12. SSDは同容量のHDDと比較して価格が3倍以上と高額
  13. SSDはデータ復旧の成功率が極めて低い
  14. SSDはデータ復旧サービスに依頼するとHDDよりも割高

近年、内蔵ドライブはHDDからSSDへと置き換えが進んでおり、HDDを利用したノートパソコンはほとんどなくなる可能性があります。

では、落下や衝撃に対し、HDD以上に安全になるかといえば、必ずしもそうとは言えないのです。

というのも、落下時の衝撃には強いSSDですが、通電中に落下し、ケーブルが抜けてしまうと電気的なトラブルにより認識不良になりやすくなります。ノートパソコンではバッテリーが『無停電電源装置』のような役割をし保護してくれますが、USB接続のポータブル外付けはデータに直接的に影響を与えます。

通電していなければ、USB接続のポータブル外付けのSSDでも安全ですが、通電中に落下し、ケーブルが抜けるとHDDでもSSDでも、どちらも故障の原因になるため通電中は注意が必要です。

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