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ネットワークハードディスクとNASは同じ

BUFFALO(バッファロー)やIODATA(アイ・オー・データ機器)だけに限らず、メーカー各社のNASには家庭向けと法人向け、それぞれ別のラインアップが用意されていることが多くあります。法人向けと個人向けでは外側はほとんど同じなのに、中身が違い価格が大きく差があってビックリするケースもあるほどです。

でも実は、一見、同じように見えて機能がまったく違うのです。

尚、一般的にはNAS(ナス)と呼ぶよりも、ネットワークHDDと呼称しているケースが良くあります。 IODATA(アイ・オー・データ機器)でも、 BUFFALO(バッファロー)でも、NASとあまり呼称せずに、ネットワークハードディスクと呼んでいます。呼び方の違いだけで、ネットワークハードディスクと言っても、NASと言っても利用の仕方は基本的に同じものです。

個人ユーザー向けNAS

一般家庭でのNASの利用はパソコンだけではなくスマホのデータもバックアップしているケースが多くあります。そのため、主なデータファイルは写真画像や動画といったケースがほとんどです。オフィス系のワードやエクセル、家計簿ソフトのデータなどがある場合もありますが、最大容量なのは、やはり写真と動画でしょう。

家庭用NASの場合、数十台のパソコンからのアクセスは想定されておらず、数人が大容量のデータを読み書きすることが前提となっていることがほとんどです。
そのためNASであっても、BUFFALO(バッファロー)製のリンクステーションのように内蔵HDDは最大でも2台です。

また動画や写真の保存だけに特化したNASも発売されています。アイ・オー・データ機器製では「RECBOX」やバッファローの「おもいでばこ」などがあります。
スマホ専用のアプリと組み合わせ、スマホからの読み書きに注力した製品も増えてきており、個人用NASはスマホとパソコンの同時使用を前提にした家庭用に特化したNAS製品が増えつつあります。

尚、個人用のNASではRAID構成もRAID0のストライピングやRAID1のミラーリングであることがほとんどです。但し、RAID0のストライピングの場合、内蔵ディスクは2台ありますが、1台でも故障するとNASにアクセスできないだけではなく、データそのものが壊れるので注意が必要です。

法人向けNAS

法人用NASは、数十人もの社員が同時にNASにアクセスし、データの読み書きを行うケースを想定し作られています。そのため多重バックアップ装置としての役割がなければならないため、RAID 1(ミラーリング)と呼ばれるレイドモードに設定されているケースがほとんです。

そのため、2TBのハードディスク2台であっても、4TBにはならず半分の2TBになります。また法人用のNASでは、4つのHDDを使用し、RAID 5やRAID 6にし利用するケースも良くあります。さらに6個から8個のHDDを格納し、RAID 5+0やRAID 5+1など、さらに高度なRAIDで利用するケースも多くあります。

NASの主なメーカーとモデル

  1. ネットギア【NETGEAR】
  2. LAN DISK【ラン・ディスク】IODATA(アイ・オー・データ機器)
  3. LINK STATION【リンク・ステーション】
  4. TEARA STATION【テラ・ステーション】BUFFALO(バッファロー)

NETGEAR(ネットギア)のビジネスNASは、iSCSI対応のストレージ機器です。 個人向けや法人向けNASでは、最長クラスの無償保証5年間もあります。性能や価格ともに非常に高いコストパフォーマンスを誇ります。例えば、ReadyNASのストレージは、2ベイから6ベイまで豊富なラインナップがあります。

LAN DISK(ラン・ディスク)はアイ・オー・データ機器のPC向けネットワークHDD(NAS)のブランド名称です。
LINK STATION(リンク・ステーション)やTEARA STATION(テラ・ステーション)はバッファロー製のネットワークHDD(NAS)のブランド名称です。

日本国内での個人向けNASでは、このアイ・オー・データとバッファロー製の2社でほとんどを占めます。

NASを使うメリット

NAS(Network Attached Storage) を使うメリットはデータを共有しやすくなることです。内蔵HDDやUSB接続のHDDでは、共有を細かく設定できないので、法人では利用しづらい側面があります。

会社内でデータを共有する場合、個人が使っているパソコンのハードディスクドライブ内に共有フォルダを作り、他の社員からアクセスしてもらうことも可能ですが、問題なのは、個人が使っているパソコンの場合、電源を切ってしまうとアクセスできなくなってしまうことです。

その点、NASであれば、ユーザー毎やグループ毎にアクセス権限を設定できるメリットがあります。
例えば、自分が所属する係りや課、部だけが読めるデータファイルや部長や役員だけがアクセス参照できるデータといった権限を分けて設定可能です。
個人が使うWINDOWSパソコンの共有フォルダ程度では、きめ細やかなユーザー制限は困難です。

また、個人が利用しているパソコンを落としたり、盗まれたり、故障した場合に、NASにデータを保存していれば、データ消失事故を防ぎやすいという特徴があります。
1台のパソコンが壊れても、他の社員のパソコンからアクセスすれば、すぐに仕事を再開することが可能です。

但し、NAS最大のデメリットは使用する際に、難関な初期設定が必要なことです。
USB接続タイプのハードディスクのようにに繋げただけですぐに使えません。
NASにアクセス権限を行うためには、ユーザーやグループの設定といった作業が必要だからです。
またLAN環境下に後からNASを導入しようとすると各パソコンのIPアドレスから各種情報が必要です。
パソコンの台数が増えれば増えるほど、難易度は上がり、膨大な時間と労力が必要になります。

そのため一度、トラブルが発生すると非常に厄介なものです。

NASの主なトラブル原因とは

  1. 回線ケーブル
  2. 回線ハブ
  3. NAS本体の基盤不良
  4. NAS本体のファームウェア不良
  5. ハードディスクの論理障害
  6. ハードディスク故障、物理障害

1台のパソコンのみNASにアクセス出来ない場合、そのパソコンだけの個別の問題と考えられますが、複数台のパソコンで同時にアクセス不良となれば、個別の問題ではなく全体に関わるトラブルが発生したと推測できます。

そして、全体に関わる箇所は主に3つあります。

回線、NAS本体、NASに内蔵されているハードディスクの3つです。これはRAID(レイド)設定されおり、複数台のHDDが内蔵されている場合でも同じです。

予断することは危険ですが、多くの場合、ハードディスク自体のトラブルが原因です。RAID(レイド)の場合、出来ることはホットスワップ機能でエラー表示されているHDDを交換することくらいしか対応は出来ません。

内蔵ディスクが1台の場合、NAS本体から取り外し、USB変換アダプターに繋げてパソコンから認識できるかどうか確認することが出来ます。

但し、NASを使っているということは非常に大事なデータを保管し共有しているケースが多いので、あまり電源のONとOFFを繰り返すことはおススメできません。そのため、通電テストは最大でも1、2度、出来れば、何もしない方がデータの復旧率は高くなります。

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